自我が崩壊する加害者群
ターゲットを失なうと自我が保てない
常に被虐待対象を必要とする
DVモラハラ夫が
妻子に出て行かれて自殺する、数年後に病死する、という話しを読んだ。
生き甲斐説
〝生き甲斐〟を失くすから、という説もあった。暴力や嫌がらせを生き甲斐にされては、やられるほうは堪ったものではない。それもあるが、そんな誰も喜ばない、誰も幸せにしないことが生き甲斐だという、心の闇の深さが怖ろしく、哀しくもあった。
吸血鬼のような生き方
自我が崩壊してしまうのだと思う。依存関係なので、依存対象を失くしてしまうと、もうどうしたらいいのかわからないのだろう。それで次々にターゲットを作ってゆき、被害者を増やしてゆく。歳を取ったりして、次のターゲットが居ないと、急速に衰えてゆくのだろう。
餓鬼道か畜生道か
DVやモラハラによって心の隙間を埋める、そういう他者依存のしかたをしていると、いつまで経っても充足しない*1。DVもモラハラもエスカレートするだけだ。逃げられたら次で、いつまで経っても依存する他者を必要とする。永遠に飢え餓えがおさまらない、吸血鬼のようだ。他者を利用しない、自立した自我というものは、一生得られないのだろうか。
地獄図絵に出てくる、餓鬼道か畜生道で蠢く亡者のようだ。
逃れてよかっただけでなく
私たちは、そうして他者の上に乗って自我を構築するタイプでなくてよかった。被害の酷さに対する憤りは忘れないし、哀れと思ってやる心はわきにくいけれども、それよりも、そんな悲惨な自我の状態に気づきもせず、気づこうともせず、生き地獄のような人生を歩まなくてよくて、本当によかったと思う。自分で選んで、自分で決めて、自分で幸せになる。
<早く気づいて・早く逃げて>
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植物をも枯らす
DVモラハラ男の毒は強力で
お花やグリーンがみんな枯れてしまう
意外なDVモラハラあるある
- お花、好きなのに痛むのが早いの
- グリーンがみんな枯れてしまって自分を責めたの
最初は「植物を育てるのが苦手で」「お花の手入れが下手で」あたりの話しから始まった。〝好きなんだけど上手くできない自分〟の話しが「うちも」「うちも」になって、
そのうち
- モラ夫の家を出たらお花が長持ちするようになったよ
- 脱出後、いまのうちではグリーンがすくすく成長してるよ
とういう話しになってゆき、
原因はモラ夫だったのか
という結論に達した。
※ 植物にも、「綺麗ね」「可愛いね」「すくすくね」「素敵よ」等々、優しい言葉をかけると、成長にもよいことは知られている
理屈をつけると
元々お花やグリーンが好きな方々で、丹精込めて手入れをなさっていたと思う。それがモラ夫のストレスで、お花やグリーンにまで心遣いが回ってなかった。脱出後、穏やかな生活のなかで心にゆとりができ、お花やグリーンにも心がかかるようになった、というのはあるかもしれない。
※ それでも、それだけでは語れない、負のオーラが充満していたからだろうと思える。妻がカラダを壊し、ココロを壊し、子どもたちの心身も侵されるような空間・環境では、植物もまともに生きられないのだろう。
<早く気づいて・早く逃げて>
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「空」っぽのモラ夫
ナカミが無いので
何もかも表面的
- 空耳
- 空虚
- 空約束
- 空返事
- 空手形
- 空威張り
- 空振り
- 空回り
- 空元気
不思議で仕方がないこと
生産的なエネルギーの使いかた
モラ夫*1は、〝表面を取り繕うこと〟だけに多大なエネルギーを費やす。それだけのエネルギーがあれば、「飾る」ことでなく「中身を充実させる」ことに使えば、どれだけ進歩するだろうと思う。無駄なエネルギーが勿体ない。不毛で、誰も幸せにしないことに、何故そんなに熱心なのか、不思議で仕方がない。
誰の話しも聞く耳持たないので、無駄だとか、不毛だとか、不幸せなことだと知らないのだろうか。大人になるまでの間に、誰かに教えてもらえなかったのだろうか。
私たちは、もっと楽しいこと、ナカミが充実すること*2、自分も相手も嬉しいこと・幸せなことに、労力や時間を使いたい。
<早く気づいて・早く逃げて>
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劣等コンプレックス
劣等感とは違う
劣等コンプレックスとは
- 自分が劣等であることをひけらかして、人生で取り組まなければなければならない課題を避けようとすること
非建設的な対応
- 言い訳
- 卑屈
- 逃げ
- など、何も生まないもの
※ 非生産的
※ 意味がない
VS 劣等感
- 劣等感は、こうありたいと思う目標と現実の自分とのギャップに直面したとき抱く陰性感情の総称
建設的な対応
- 補償
- 創造力
- など、先を切り拓いてゆくもの
※ エネルギーを生む
誰もが持つ劣等感
- 全てのひとが劣等感を持っており、それはむしろ健康で正常な努力と成長への刺激である
自己決定性
誰もが持つ劣等感から、建設的な対応をするか、非建設的な対応をするかは、受け取り方や取り方のくせによる。そのひとの持つ「自己決定性」に左右される。言い換えれば、自分で選んで、逃げるか進むかを決めている。
優越コンプレックスもある
劣等コンプレックスのうらおもて
- 自分がいかに優れているかをひけらかす。少しでも自分が上のことを探し出し(もしくは作り出し)、優れていることを誇示するという安直な手段によってしか自分の存在を認められない。
DVモラハラ男のありかたは
- 劣等コンプレックス: 言い訳と逃げ
- 優越コンプレックス: 自分が上という安直な手段
建設的な、例えば補償行動や、創造力を拡げて克服する努力をせず、現状維持のまま、安直な逃げの手段をとる。
現状把握の落とし穴も
- 適切な劣等感を持つためには、的確な「現状把握」が必要
- ここにバイアスがかかると(例:誇大妄想狂)ギャップそのものが消失
そもそもDVモラハラ男は、劣等意識から逃げる以前に、現実そのものを拒否し、現状に直面せず*1、「現状把握」もまともにしない者も多い。卑屈になる前に卑劣になる弱さそのものだろう。
私たちの強さ
少なくとも、現状をきちんと認識し、劣等コンプレックス(言い訳や逃げ)に陥ることなく、優越コンプレックス(ひとのアラ探しをして安心感に浸る)にも陥ることなく、劣等感に向き合えることだけでも、充分な強さとしなやかさを持てていると言える。
<早く気づいて・早く逃げて>
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*1:心理学用語の「否認」
Yes, but のモラ夫
やらない/できない前提ありき
言い訳はいくらでも出てくる
- ご注意:「うん、だけど」は、そもそもやる気がない
一見、論理的に理由を述べているように見えるところが落とし穴。そもそも、やる気がないので、何をどう言っても「やらない理由」しか見つけ出してこない。というより、「やらない理由」を見つけることだけが、目的になっている。
- ご注意:話し合いにはならない、帰結点は一緒
いくら話し合っても、目的地は一つなので、話し合っているだけ時間の無駄が発生する。結論は一緒、着地点は一緒、こちらが諦めるまで続く*1。
※ ぐだぐだ言ってる間に〝やっちまったほうが早い〟と思うのだが、「意に染まないことをやらされた感」=「負け」なので、生産的な考え方はできないらしい。この「幼児性」や「心の闇」は、どこから来るものなのだろう。どうか教えてほしい。
不毛なエネルギーを費やすならば
言い訳に百万語を使うなら、そのエネルギーを、もっと楽しいこと、もっと役に立つことに使いたいと思う。自分の時間やお金や生産性について考えてゆきたい。
悪口や陰口を言うタイプと似ているとも思う。「そんなことをしているヒマに、もっと楽しいことをしようよ」と思うのだが、悪口や陰口で自分を保っているのもあるらしい。
<早く気づいて・早く逃げて>
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*1:そして、諦める以外の術はなく、常に一方的で、妻のほうに徒労感が蓄積してゆくだけの、不毛な関係に陥る。これで、健全な夫婦関係が保てていると思っているほうがアタマがおかしい。まっとうな現状認識もできていない脳みその持ち主ということになる。
DVモラハラ脳
脳科学的分析・序論
脳科学の研究は日進月歩で
※ 調べれば調べるほど、どんどん新しい説が出てきたり、進歩していたりして、わたくしのような素人が、まとめて発表するのが難しくなってきた
脳の領域の重なり
この3つの領域は、ほぼ重なっているという。
虐待(面前DV)被害は、第四の発達障害といわれている。
加害者の研究をしていて、発達障害なのか、被害者としての脳萎縮なのか、見分けがつかなかったのは道理だった。
※ 興味のあるかたは、脳科学+上記どれかのキーワードでググってみると、様々な研究に巡りあえると思う
※ 長年のDV被害者が認知症になり易い話しは、以前に書いた
脳科学の切り口で切り取ると、DVモラハラ脳は、DVモラハラを受ける(虐待被害者になる)ことによって形成されるようにみえる。〝世代間連鎖〟の因果があぶりだされた。
大雑把に2種類
DVモラハラ男は、同一人物かクローンかと思うほどワンパターンだが、それでも〝ひとくくり〟にできない部分もあった。
パーソナリティの違い
- ① 乱暴者で動物にも虐待する
- ② 発達系でひとの気持ちが判らない
①は、いわゆる典型的なDV男。ドラえもんでいうところのジャイアン型。機械オンチな感じで、何もかにも乱暴。【とにかく自分ガーのタイプ】
②は、パターンにハマるのが大好きで、頑固で融通がききにくい。機械や鉄道など、きっちり読める判り易いものが大好き。時間のこだわりや、様々なマイルールがある。きっちり読めない人間が苦手、もしくは機械のようにワンパターンに扱う。読み易い動物には優しい。【結果的に自分ガーのタイプ】
※ 同じDVモラハラでも、パーソナリティ(人格)の歪みの分野が違うのではないかと思う
<早く気づいて・早く逃げて>
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自他の未分化
DVモラハラ男の脳みそは三歳児以下説
三歳児でさえ持てる思いやり
自分=他者の脳構造
乳幼児は、自分=他者で、自分と他者の区別がついていないのですが、三歳児くらいになると
自分 ≠ 他者
の主体・客体の観念が持ててきます*1。これを「自他の分化」といい、「社会性の始まり」です。
しんどそうにしたら、お子さんが「大丈夫」って言ってくれたと、子育て中のお母さんに聞いたことがあります。
自他が未分化なのか?
DVモラハラ男は、この三歳児でさえ持つ「自分≠他者」が持てず、「主体=客体」のまま、「社会性」が身についていないと言えます。
自分 = 他者
のまま大人になっている、怖ろしい状態です。だから、
ひとの気持ちが全くわからない。
- 自分がいいと思えば、ひともいい
- 自分が終わったと思っていれば、ひとも終わったと思っている
- 自分が汚いと思わなければ、汚いと思うほうがおかしい
- 自分が正しいと思うことを、正しいと思わないほうが悪い
- 断わりもなく、ひとの物を勝手に使う
- ひとのお金も自分のお金も一緒
etc.の齟齬が、日々生じます。
外ではガマンしているので
うちを一歩出た外では、とにかくガマンしているのでしょう。社会性が持てないぶん、上下・支配被支配の観念で生きているので、勤務先の上司など、とにかく上の者には絶対服従です。そのぶん、一歩うちに入れば無法地帯、やりたい放題になります。本物の社会性が持てずに、そんなふうに育って、そんなふうに学習してしまったのでしょうか。ガマンのない、やりたい放題は、全て「うちの」「妻子たち」に向かいます。意見の押し付けはたまったものではありませんが、本人はそれを「当然」と思って生きています。
親しい友だちや親戚がいないのは、対等な関係にも上下を持ち込むので、逃げ出した妻子と同様に、みな距離を取ってしまうからでしょうか。とにかく長期的に保たれている関係は皆無でした。
この説の裏づけ
そもそもは「汚くしないでほしい」と頼んだことから始まりました。「汚くない」「汚いと思うほうがおかしい」と怒鳴り始め、こいつは自分が汚くなければ、ひとも汚くないのかと愕然としたところから、ひとにはひとの考えがある、という当たり前のことが判っていないのではないかと思いました。そういえば、話し合いがちっとも進まず、いつまで経っても平行線で、諦めるか・押し切られるかが常だったことも考えました。譲るとか、すりあわせるとかなどの観念がちっとも通じないので、話しにならなくて困っていたのです。
「境界線(バウンダリー)」の観念が無く、プライバシーもへったくれもなく勝手に踏み込まれて、非常に嫌な思いをしました。お金や物も、管理や所有があいまいで、とても嫌でしたが、いくら言っても判りません。
それから色々と調べて、発達課題のうちの「自他の分化=主体vs客体=社会性」にたどりつき、この説に至りました。
<早く気づいて・早く逃げて>
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「話し合い」という名の「説教」
DVモラハラ用語集より
それは「愛情」ではない、「支配」であると
No More Violence Symposium(ノーモア暴力シンポジウム2017東京)で聴いた。
私たちが普段ふつうに使っている意味合いで受け取ってはいけないと気づいた。だから話していると、どんどん混乱させられるのだ。奴らの脳内で、都合の良い変換がなされている。読み換えて理解をしないと非常に危険だと思った。
最も注意すべき点は、話し合いにはならないこと。一方的な話しを、奴らは「話し合い」と呼ぶだけだ。
※ この用語集は、これからも語彙が増えてゆくことと思う
弁護士のモラハラ解説
Twitterフォロー/フォロワーの弁護士さんが、「モラ夫の特徴」について、いつも的確なツイートをしてくださっていました。お仲間さんや潜在的な予備軍の皆さまにお役に立てていただけますよう、「モーメント」にまとめ、いつでもアクセスできるようにしています。
⚡️ "大貫憲介弁護士のモラ夫解説"https://t.co/X9TRko5Nxj
— 紺碧 (@konpeki1992) 2017年10月9日
<早く気づいて・早く逃げて>
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*1:20171112追加