早く気づいて・早く逃げて

DVモラハラからの脱出の経緯について書いています。

やられたら「やり返す」不毛

いくら嫌だと言っても判らないので

同じことを「やり返す」ことにした

DV加害者から

怒鳴られれば、怒鳴り返し

蹴とばされれば、蹴とばし返し

バカにされたら、バカにし返し

コキ下ろされたら、コキ下ろし返し

モノを壊されたら、モノを壊し返し

要るものを捨てられたら、要るものを捨て返し

いけずされたら、いけずし返し

イヤミを言われたら、イヤミを言い返し

夜中にドアを蹴られたら、夜中にドアを蹴り返し

壁を殴って壊されたら、壁を殴って壊し返した

際限ない・・不毛だ・・

朱に交われば赤くなる

あんな人格にはなりたくない

バカといると、こちらまでバカになる

止めて・・逃げた・・

 不毛な繰り返し

DV加害者の幼児脳は「認知の歪み」が激しいので、「同じこと」を やり返しても、「同じこと」だと認識できない*1。ひたすら酷い酷いと怒り狂う。おまけに、都合よく【加害者が持つ被害者意識】にシフトして、『自分こそ被害者だ』SNSでも主張し始めた。今でも、あの脳みそは、「自分が被害者」だと信じ込んでいるんだろうな。前妻も併せて、幾人の女が逃げて行こうが、いつまでたっても「ひとのせい」は、一生やまないだろう。人間として生きるなら「哀れ(憐れ)」以外なにものでもない。

に、しても、こっちが加害者にされてはたまらない。

~ 三十六計逃げるに如かず ~

ミラーリングという手法

知らずにやってたんだけど、これって過激派フェミニストが、ミソジニー女性蔑視)に対抗して、まんま やり返してる手法と同じだった。ずっと後になって、この概念を知った。私って過激派だったのね(冗談)。

ミラーリング」という手法を取り、女性差別的な発言をする者に対し男性差別的な発言を返す、という行為を行っている。

ミソジニーのフレームをそのまま男性にも適用して逆方向で見せる「ミラーリング (mirroring)」をしており、社会運動の戦略として注目をあびると同時に、大きな論議を呼び起こした。

ハラッサーっていうのは、弱い者に嵩にかかるので、いじめでも、毅然とした態度で対すると、ビビって手出ししてこなくなるという。「毅然として対応」っていうのと「同じ穴のムジナ」は、切り分けが難しい。どうにも同じレベルの悪態をつくのは嫌だけど、毅然とはねのけたいね。*2

<早く気づいて・早く逃げて>
#早く気づいて・早く逃げて #DV #モラハラ #DV加害者 #DV被害者 #DV啓発

*1:だって「娘がやられたら殺す」って言うひとが、痴漢やってるんだよ毎日。自分のやってることがどういうことが想像力がないらしい。あと、自他・彼我があいまいで一緒くたなところ(自他未分離)もあるらしい。

*2:DVモラハラ男は、所詮ヘタレなので、法だろうが警察権力だろうが外圧だろうが社会的制裁だろうが、使えるものは何でも使って、奴がビビる種類のパワーを誇示し、しっかり恫喝した。おかげさまで、ビビって近寄って来なかった。ここでナメられると、つきまとわれたり嫌がらせされたりする。やり過ぎると、捨て鉢になって、窮鼠猫を咬む状態で闇雲な逆襲をしてくるので、加減が難しい。

要するに、「密室での腕力」以外の力が無かったということ。逆に言うと、その力しかないので、それを振るって支配するしかなかった情けない状況だったとも言える。対等な関係が保てない、情や心の通じない、上下強弱のフレームでしか捉えられない脳みそなので、DVモラハラ脳が判るように、圧倒的に上・圧倒的に強を見せつけて、引き下がらせた。

昔から、「オレは男だ」以外に偉そうにする理由が見つからず、「女のくせに」を口ぐせにしているヤカラを軽蔑していたが、最も軽蔑すべきヤカラの二面性と外ヅラに騙されたのが、返す返すも口惜しい。圧倒的に上・圧倒的に強を見て引き下がったことで、買い被っていたのが判明したというもある。骨があるように見せかけていただけの張子の虎だったのは、結果が出るまで見抜けなかった。体裁だけに命を注げば巧妙になってゆくものだ。

カサンドラ症候群

DVと気づかずに

カサンドラ症候群

様々な違和感その他を感じていて、体調も悪いし、どうしたものだろうと思っていたころ、「カサンドラ症候群」という概念に出逢って、「これだ!」と思った。そもそも共感性のない・心のないことに、酷く傷つけられていたので、「その通り」の原因と症状に、「これに違いない」と思えた。

次のような点が当てはまるのでないかと思う。

情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である[1]アスペルガー症候群の伴侶を持った配偶者は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの伴侶への不満を口にしても、人々から信じてもらえない。その葛藤から精神的、身体的苦痛が生じる

症状としては偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害抑うつ無気力などがある。

カサンドラ症候群 - Wikipedia

色々なパターンのかたがいると思う。

第四の発達障害

DV加害者や、その息子が、発達障害だったのかどうかは、実は今でもよくは判らない。但し、被虐待児が同じ症状を呈することから、面前DVなどの児童虐待は、「第四の発達障害」の原因と言われている。DV加害者の父親も、自己愛性人格障害のDV加害者だったから、息子であるDV加害者本人も、被虐待児として、脳の萎縮が進んだのかもしれない。DV加害者の息子も同様だ。

発達障害や精神的嫉患などが見受けられる。

WHOなどの調査によるものですが、DVの加害者の特徴として発達障害や精神的嫉患などが見受けられます。

heiwa-web-jp.com

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壊滅的な不器用

生まれて初めて見た

折り紙も折れないで

DV加害者には、折紙をいくら教えてもダメで、信じられなかった。よく子育てをやってきたものだ。複雑だから難しいというレベルではなく、非常に初歩的な、保育園でやるレベルでもできなかった。一工程一工程、ステップを追って横でやってもダメだ。「できない」と言って、すぐに投げ出してしまう。やる気がないのか、本当にやれないのか、よく判らなかった。

洗濯物をたたむのにも、きちんとたためない。ハンカチやタオルも、角を揃えてぴっちりたためないので、「こうやってやるんだよ」と、やりかたを見せた。真似をすればいいだけだ。それでも、いつも何でも丸めたような感じで、「こんなの洗濯物をたたんだことにならない」と思っていた。手抜きをしているようには見えなかったが、やる気がないのか、やれないのか、やらなくていいと思っているのか、いつもよく判らなかった。今でも判らない。

 ひとは各々、得意なこと不得意なことがある。わたしにも誰にもある。不得意なことを責めているのではないのだ。また、きっちりか適当か、価値観は各々、家によっても違うと思う。問題は、そこにはない。

もっとも嫌だったのは

できないということではなくて、「できないと思っていない」「恥ずかしいとも思わない」、そのメタ認知能力のなさに愕然とした。彼我の差や自他の区別について、認識できないのではないかと疑った。少々の不器用ではない。保育園レベルの折紙や、ハンカチをたたむレベルでだ。自己肯定感が高いとか、そういう話しではないような気がした。「自分がどれだけ(ひとより)できないかさえ、気づいていないのではないか

だから発達障害を疑って、カサンドラ症候群だと思っていたんだ。

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ブーメラン

自分のことを言ってたのだわ

わけ判んないだけど?

DV加害者は、口ぐせのように「レッテル貼り」すな、「言いがかり」すな、「わけ判らんわ」と言ってた。そういうの大嫌いだと。

心当たりもないので「なんでそんなわけ判らんこという?」と思ってた。当初のころは、ひとつひとつ丁寧にひもといて、尋ねもしたし、話しもした。

それでも、しょっちゅうこの言葉を繰り返すので、よほどこの言葉が好きか、誰かに言われてトラウマになってるのかと思ってた。

わけは後で判る。

自分のことなのね

防衛機制投影で、

DV加害者が自分に向けたことを相手にそのまま向けてるので、

わたしににとっては、ワケワカランことを言われるはずだわ。

原始的防衛機制

レベル1、精神病的防衛

自己愛的精神病的防衛とも[5]

  • 投影(Projection)- 自分の内面にある受け入れがたい感情や欲動を外部に写し出すこと[5]。これは明らかな妄想(迫害されるという被害妄想)の形を取る(精神病性妄想)[5]妄想的投影(Delusional projection)。

Wikipediaより*1

要するに、DV加害者は本人が

  • 「レッテル貼り」大好き
  • 「言いがかり」大好き
  • 「わけ判らん」

奴だったということ。1人でやってろ!

相手はいない

こちらが何が好きで、何が大事で、どんな人物かなんてどうでもいい。

オンナでありさえすれば、そしてDVモラハラできればOKなのだ。

究極の人権侵害というか人格無視されてたんだなあ、わたしは

前妻も逃げ出し、わたしも逃げ出す。わたしが逃げる前に、次のターゲットと既にヨロシクやってたけど、誰が来ても同じ。

「一度失敗したら、なんで反省しないのかなあ?」と訊かれたけど、それもそう。フツーじゃないから。

そもそも何してるか判ってないし、理解しようともしない。

人間の脳みそを持ってないんだから、しょせん無理。

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何もかも表面的

「目的が何か」が、判らないバカ?

要求精度が高過ぎると思い込まされていたが

  • 洗濯機を回せば洗濯
  • 洗えば食器洗い
  • 掃除機をかければ掃除

DV加害者のやることは全てその調子だった。洗ったり拭いたりすることの『目的』は『汚れを落としてきれいにすること』ではないのか?

あるとき「拭いても汚れが落ちていなければ、拭いたことにならない」と言ったことがあった。汚れに我慢がならなかったからだ*1

「文句ばかり言う」

「そういうことを言うと苛々する」

「拭いたから、もういいんだ」

はぁ?!と唖然とした。

 もうこれは『手を抜く』というレベルではない。

やりさえすればいいのだ。

『目的』さえ見失なっている、究極のバカだった*2

何もかも表面的

友人知人とのつきあい、親戚づきあいも、全てそのパターンだった。心が全くこもっていないうえに、どういう目的で・どういう気持ちで行なうことなのか、全く考えていなかった*3

カッコづけだけの人生

奇しくも私の友人が言ったように「格好がつくか、つかないか」だけが人生の目的のようだった。たぶん私は、生まれて初めてこんな生物を見たと思う。こんな生物が存在することすら念頭になかった。DV加害者の一族は皆そうだったが、『目的』や『なかみ』なんか、どうでもいいのだ。

  • N響が好きなのではなく)N響を聴いていれば文化人
  • (読書や調べ物が好きなのではなく)岩波文庫を読んでいれば賢い
  • スーツ・Yシャツ・ネクタイなら、きちんとした格好
  • 鮨・鰻・すき焼なら御馳走
  • 嘘で塗り固めていても、つきあいがあれば友だち etc. etc.

恥ずかしい話しだが、ティーンエイジャーのころ、見栄を張って背伸びをして、そんな行動をしたこともある。でも、いい歳をした、社会人経験も長い大人なのだ。

なんて虚しい人生なんだろう。

そういう価値観に迎合して生きてゆくのは、死んでも嫌だった。ひとりで野たれ死ぬほうが、まだましだった。

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*1:それでいて、私がやると、水道代電気代洗剤代等々を理由にして『文句を言う」のが常だった。落としどころ・すりあわせ・歩み寄り、といった方法は、一切通用しなかった。折れて我慢する以外なかったのだ。

*2:今でも、この脳みその構造については、理解ができない。

*3:友人は一人もいなかったし、のちに友人と呼んでいた人々は、全て私の友人を乗っ取ったものだった。親戚づきあいも同様で、DV加害者側の親戚には会ったこともなければ、普段のつきあいもなかった。以前に書いたように、『お体裁を整えるだけの』年賀状のやりとりだけだった。私の甥や姪が合格したときも、お祝いを一切せず、実家の者たちを怒らせたが、それを言ってもポカーンとしているだけだった。私の父への御香典を一円も出さなかった下地は、もう既にできていたと言える。

家事をやってもDVモラハラ男

支配を強化するために

家事をするとはいっても

DVで前妻に出て行かれてから数年、前妻に置いていかれた(という)息子を育てながら*1、やもめ暮らしをしていたのだから、ひととおり家事はできた。それが「ひととおり」に過ぎないのは、後々判明する*2*3

 朝のゴミ出しも、弁当づくりも、洗濯も、掃除機がけもすることについて、友人知人は口々にこう言った。

「なかなかいないご主人よ」

「ありがたいわね」

「大事にしなくっちゃね」

「感謝したほうがいいわよ」

家事をしない夫が大多数のなかで、『家事をする』ただそれだけで『いい男』の烙印(?)を押してもらえるのだ。 

そのころの何とも言えぬ違和感を、言語化することはできなかった。

主婦失格の烙印が目的

洗濯を私がすると、洗剤がもったいない、水道代がもったいない、電気代がもったいない、のオンパレードで、うるさくて仕方がない。かと言って、その内訳を見せてくれる訳でもない。やることが荒っぽいので嫌だったのだが、私の分を別にすると「もったいない」がうるさいので、とにかく我慢するしかなかった。ブラウスや下着は『おしゃれ着洗い』の名目をつけて、何とか別にした。衣類が傷むのは本当に嫌だった。

食器洗いも、不潔で仕方なかったのだが、上記の「もったいないシリーズ」の理由で、うるさく言う。何もかも、あまりにうるさいので、「やってくれるのならありがたい」のスタンスで、好きにやらせた*4

「お前は片づけが苦手だ」

「お前は掃除が下手だ」

等々、しょっちゅう言われた。「致命的に不器用な奴に言われたくはない」とは思ったが、「やってもらってるんだから」仕方がないと思っていた。これが巧妙な支配だったとは、後から判る。それまでは『家事をしてくれるのはありがたい』魔法にがんじがらめにされていた。

子どもと同じで何もできない』という形で『究極の被支配者』にされていたのだ。

目からウロコが落ちた

もろ自己愛性人格障害で、酷いDV加害者である義父(DV加害者の実父)も、認知症の義母の面倒をみたり・家事をやったりするのを厭わないようなので、自分のDV被害に気づいていなかった私は、そのことをとても不思議に思っていた。あるとき、『主婦失格の烙印を押す支配』を知って、本当に目からウロコが落ちた。最近また良い記事があったので引用する。 

亭主関白オヤジにとって、妻は自分に従うべき者=「被支配者」である。そういう彼らが妻を介護することは、これまでの支配関係の延長にすぎない。

なぜなら、彼らに介護される妻は、彼らなしではごはんも食べられず、トイレにも行けず、いわば生存を丸ごと彼らに預けざるをえない「究極の被支配者だからだ。その意味で、亭主関白オヤジにとって、妻を介護することは「今までどおり」の関係性なのである。

カラサンティ氏の議論をもとにすると、親の介護や子どもの世話は妻にやらせっぱなしの夫が、妻の介護ならせっせとやる、ということは十分ありえる。妻への支配という意味では、一貫しているからだ。

前者は、自分の家族へのケアを妻に「させる」ことを通して、後者はその妻の生殺与奪権を握ることを通して、妻を自分のコントロール下に置いている点では変わらない、ということだ。

gendai.ismedia.jp

世の中には、家事一切を妻にやらせ、文句ばかり言う、暴君のようなDVモラハラ男が多い。そんななかで、こんなふうに家事をやる男は「まとも」な部類に見えてしまう。長いこと自分の『被虐待状況』を認識できず、被害を自覚できなくて逃げられなかったのは、こうした社会通念も影響しているように思う。そうしたこともあって、DV加害者は「自分はよくできた夫だ」という強固な幻想を持ち続けるし、「被害者は自分だ」という妄想を発信し続けられる『裏付け』に、この家事の件を使える。無意識とはいえ、ずいぶん巧妙な手があったものだ。

後日、判明した話し。

陰で、実家の父母のみならず、親戚縁者ににまで、「家事を全部やってるのは自分だ」と言い張ってたらしい*5。私が知ったのは、ずっと後になってからだったけれど、巧妙に貶めていたのだった。実害は少なかった(だろう)から、幸いだったと思うけれど、評判を随分と落としてくれたものだ。

昔から「バリキャリのくせに家事なんてできるの?」という、ふざけた偏見にばかりさらされてきたので、この程度の酷い評判には免疫ができていたのかもしれないが。

<早く気づいて・早く逃げて>
#早く気づいて・早く逃げて #DVモラハラあるある #DV #モラハラ #DV加害者 #DV被害者 #DV啓発

*1:殆どケアされておらず、社会性が皆無だった。それこそ犬や猫じゃあるまいし、食事させて寝かせれば子育て、というのではないと思った。特に酷かったのは学習面で、高校生にもなって、勉強での基本がまるでなかった。教科書等を学校の準備する、ノートをとる、予習復習をする、テスト勉強をする、学校からのお知らせを処理する、提出物をきちんと出す、等が全くできていない。よほど小さいころから放ったらかしにされたのだろうと見て取れた。高校生にもなって、それらの基本を植え付けるのは難しい。当の本人にも経験がないので、面倒がって拒否するばかりだ。どういう大人になるんだろうと思った。心の問題が大きいのは、あの親では仕方ないかもしれない。今でも可哀想に思うが、自分の人生を捨ててまで、彼を何とかしてやろうとする選択肢は、私には無かった。

*2:やることが、何もかも表面的で、「やった」という事実だけを重視し、本来の目的を失なっていた。要するに、掃除機をかければ「掃除」で、キレイになっていようがいまいがおかまいなし。食器洗いも同様で、汚れが付いていようがいまいがおかまいなし。洗濯も、洗濯機が回れば「洗濯」で、結果はどうでもよかった。家事の全てがこの調子で、目的をはき違えた酷い結果が、常に非常に苦痛だった。何を言っても、何を頼んでも、「文句ばっかり言う」と、文句ばかり言われた。我慢がならなかった。抑圧で、相当なストレスを溜め、感情を失なって、後々まで苦しむことになった。

*3:私が購入した塩サバを、味噌煮にしたときは、真面目に「こいつバカか」と思ったが、何かの思い違いだと流してしまったのは、返す返すも悔やまれる。立派な「予兆」があったのに、見逃してしまった。

*4:ごはんの領域と自分の身の周りだけ守って、後は明け渡した感じ。

*5:母が、お嫁さんのお父さんから聞かされて、ひどくきまりが悪かったそうな。娘の家事の実力は判ってるから、「そんなはずはないけど」と思ったが、そのときは取り立てて取り上げることなく、流してしまったとのこと。

思いやりがない

犬や猫じゃあるまいし

引っ越し荷物も放ったらかし

わたしって、犬や猫より劣る扱いだったんだ、と今なら判る。

大切に運んできた、わたしの書籍も衣類も、「入れる場所は無い」と放置された。たんすも、クローゼットも、押し入れも、入れられる場所は、自分や息子の荷物で一杯。それも、ゴミのようなものまで詰め込んである*1

わたしも衣類を管理したり、着替えしたり、普通の生活をしなければならない、と頼んでも、場所が無いの一点張り。なら何故「うちに来い」と言ったのだ!

場所をつくってくれと頼むと、「みんな大事なものばかりだ」と言う。前妻と一緒に出て行った息子の、小学校時代の品々は、わざわざそんなところに置いておく必要はないのではないか?堪りかねて詰め寄ると、「子どもを思う親の気持ちを踏みにじるのか」「ひどい」と泣いて、こちらを詰った。

連れてきておいて、生活品を置く場所も許さないとは、何を考えているのだろう。最初のショックだった。あの違和感を大切に、さっさと逃げ出せばよかった。

結局、最後まで、最も日当たりの良い広い部屋は息子が使い、クローゼットのある部屋は、前妻と一緒に出て行った下の息子のガラクタとDV加害者の用具置き場だった。玄関わきの、コンクリート打ちっぱなしの、底冷えのする狭い部屋に、机や衣類を置いて、夫婦で眠っていた。

以前にも書いたとおり、リビングに私物を置けば、何をされるか判らない。くつろいだり、落ち着いたり、リラックスできる場所は無かった。書籍はずっと段ボールのまま積まれていた。ただでさえお金が無いので、なけなしの預金や少しずつ働いたお金で、入れ物を整備していった。その置き場所にもひと苦労だった*2。とにかく頑固で、了承しないのだ*3

デリカシーなんて単語は

次にゾッとしたのは、眠るとき。どう見ても夫婦布団を出してきて敷いている。「前妻との『めおと布団』だろう、デリカシーは無いのか?!」と、さすがに怒った。「息子と寝ていた布団だ」と、あくまでも言い張ったが、言い訳だろう。たとえ息子と寝ていたとしても、夫婦布団は夫婦布団だ。「デリカシーとか生理的とか判る?」と、懇々と話したが、まるで判らないようだった。判ろうともしなかったのだろう。断固抗議しても続けた。わたしは自分の持ってきた布団に避難した。

こんなことなら、「この家には要らない」と、言いなりで処分してきた、家財道具諸々の物、処分するのではなかった、と後悔した。

 休みとなれば、放ったらかし

近所にスーパーはあったが、どこに何があるのかも判らない新しい土地で、一緒に生活してゆくなら、サポートは当然だと思う。*4

週末になれば剣道に出かけ、日曜や祝日は1日中野球の審判、帰ってくればサケを飲んで、そこいらに寝てしまう。右も左も判らない新しい土地で、コミュ障の息子を置いて放ったらかしにされ、途方に暮れた。

何もかも、自分で調べて開拓していかなければならなかった。

何かといえば、男は、男は

何を言っても同じ答えしか返ってこないワンパターン。

今なら判る卑怯な言い訳。「男とはこういうものだ」という押し付け。

今なら言える。「考えられない能なしってことじゃん」「アンタがバカで気が利かないだけじゃん」「自分の物だけ大事にして、ひとなんてどうでもいい自己中じゃん」

脱出するときも思ったし、今も思う。何故あのときに、早々に逃げ出してしまわなかったのだろう。こんな酷い仕打ちを立て続けに浴びておいて。

「乗りかかった船」で後に引けなくなったのだろうか。自分の失敗を認めたくなかったのだろうか。

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*1:元々、優先順位が判らなくて、何もかもごっちゃごちゃ。使用頻度の高い物も低い物も、同様に詰め込んである。詰め込みさえすればよいと思っているようだ。それで「片づけた」と満足する。要は、目の前からなくしただけだ。大事なものや使用頻度の高い物は手前に置く等の、本当の整理整頓はできない。

*2:結局、全てを置いて脱出することになる。ひとの物をのうのうと使っている、泥棒根性の持ち主だ。

*3:今になって、DV加害者の支配=コントロールの一面だったと判ってくる。こちらの言うことは、何もかも反対なのだ。

*4:DV加害者は、そんなこと気づきもしなかったし、要求しても判らないようだった。心の理論=相手の心を考える、が皆無だったのだ。

毎日お迎えに来る

これって束縛じゃなくて?

みんなに訊いてみたい

仕事が終わるころに、毎日クルマで迎えに来た。残業になれば別だけれど、仕事の定時はわたしのほうが遅いので、公共交通機関を使う時間もお金も勿体ないだろう、というのが理由だった。職場でどんな突発事項があろうが、帰りに買い物や寄り道がしたくても、必ず迎えに来た。突発事項があったり、買い物などの予定があると、それが申し訳なくて仕方なかった。

「大事にされてるね」と、よく言われた。

これを見て聞いて、みんなはどう思うか訊いてみたいの。

これって大事にされてるの?

縛られた毎日に自覚がなかった

とにかく家に帰って、ごはんをつくる。先に帰ってるんだから、ごはんをつくって待ってるということはなかった。*1着替えもせずに、息つく暇なく、とにかく早くごはんをつくる。こんな時間まで待たせたのだから、早くしなくちゃ、と思ってた。「クルマの中でひと息ついたんだからいいだろう」というのはDV加害者の見解。迎えに来るまでに仕事のケリを付けようと必死、突発事項は苛々しながら処理して、とにかく時間に飛び出してくる。早く早くとごはんをつくって、飲み出している奴に出す。奴が酔っ払って、そこいらで寝始めるあたりで、やっと座って、TVが観られる。仕事に行ってから、この時間になるまで戦闘モード。どこにも自分の時間は無い。

愛情だと勘違い

DV加害者は、妻であるわたしのことを

  • 何でも判ってる
  • 何でも把握してる

 と思い込んでた。いくら否定しても無駄。

自分に自信が無くて、「そうなのかな」と疑ってた。趣味にしても、好みにしても、「そういう見方もあるのかな」と一生懸命に考えてみた。

でも違う。どう考えても違う。見解を押し付けられてる!

気持ちが悪くなった

愛情だと思ってた。というより、思い込まされてた。

DV加害者の本人が、そう思い込んでるから。疑問も持たないから。持とうともしないから。

単に「執着」で、時間や行動までも意のままにしようとしていた。
コントロールされてることに気づけなかった。

やっと気づけたとき、気持ちが悪くなった

脱出への第一歩を踏み出せた瞬間だった。

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*1:あいつのつくるごはんじゃ食べたくなかったのは事実だけれど。