早く気づいて・早く逃げて

DVモラハラからの脱出の経緯について書いています。

貧困に陥るのはあたりまえ

そういう社会の構造になっているんだから

母子家庭の貧困率50%*1

イスラム諸国並みの男尊女卑*2

  そもそも、共稼ぎでさえ家事・育児は妻の仕事で、余程のスーパーマンでなけりゃ女性が男性並みのキャリアなんて築けない。何もかも妻任せなら、そりゃ仕事だけに集中できるでしょ。こうした男社会で仕事していくだけでも大変なのに、

その上、給与は男性:1に対して女性:0.6しかない*3。能力があって、懸命に働いても、給与が6割の社会なんですわ。子どもを抱えて、時間にも制限のあるシングル・マザーの収入が、いかほどかは推して知るべし。

養育費が義務じゃないのは日本だけ*4

養育費を払っている夫は20%しかいないそうな*5。自分の子どもでも、育てる費用の負担から逃げられる、「逃げ得」が許されてる。

児童虐待のニュースで、ネグレクトした母親が袋叩きになってるけど、捨てて逃げた父親は、どうして誰にも責められないの?刑事罰も、社会的制裁も、全く与えられないの?

離婚におけるDV事由率の高さ*6

 DVモラハラと不倫の事由が高過ぎて驚いた。(データの集め方によるけど、最低で25%、ソースによっては50%から75%だった。)そりゃそうだよね。貧困に陥ると判ってて、それでも離婚しか選択肢がないというのは、我がままな理由なんかじゃない。このままでは、カラダが、ココロが、子どもが、人生が、命がダメになると判断して、決死の覚悟で子どもと一緒に逃げ出してくるんだ。とりあえずご飯が食べられて生活できる環境であれば、多少のことは我慢する。我慢とか我がままとかのレベルを越えた状態で、子どもと共に逃げるしかなかったんだよ。

逃げ出せても息も絶え絶え*7

 DVモラハラから、やっと逃げ出せても、長年の虐待によって、カラダもココロも相当にイカレている。家事もできない、育児にも手が回らないほど、病んでいる被害者が多い。DVモラハラのトラウマやPTSDは酷くて、そんなに簡単には回復しない。それに、身近なひとでさえ、なかなか理解してもらえなくて、不調が長引けば長引くほど、どんどん環境が悪くなってゆく。

家事や育児でさえやっとの状態で、働いて一家を立ててゆくだけの収入が得られると思う? それでも無理して働いて、さらにカラダ壊して、どんどん悲惨な話しになってゆくんだ。

加害者が野放しなのも日本だけ*8

 日本のDV防止法は、先達から加害者措置だけ抜いて成立させたザル法*9だから、加害者はのうのうと好き放題に生きられる。被害者がやっと子どもと共に逃げられても、養育費の未払いや面会交流の強制などで、遠隔DV・モラハラを繰り返して、やりたい放題できる。そうした非情を取り締まる術もなく、逃げた母子が追い詰められるだけ。

引き続き行なわれる粘着DV夫の遠隔DV・モラハラに抵抗するため、時間もお金も労力も精神力も割かなきゃならない。裁判だの審判だの調停だのの嫌がらせに立ち向かわなきゃなんないんだよ。心身ともに影響を受けて、同じように後遺症を持ってる子どものケアもしなきゃなんない。

心身ともに健康を保てる環境じゃない。心身のケアどころか、さらに悪化するような状況が持続してしまうんだ。

こんな四面楚歌に手を差し伸べて欲しい

  こんな立派な社会問題は、もっと人口に膾炙され、啓蒙されて周知されて、全体として「ヤバい」「何とかしなければ」という意識になっていかなきゃ、解決しないと思う。もう、少子化以前の問題でしょ。こんなじゃ誰も子どもなんて、産みたくても産めないよ。

ただでさえ、安い給料で、心身ともにヤラレた後遺症を抱えながら、時間に追われて働き、養育費ももらえなくて、弁護士費用や医療費だけが嵩み、さらに心身の健康を崩していく……貧困まっさかさまなの当たり前じゃないか!

 

DV被害者は、

出ても地獄

出なくても地獄

の状況に生きている。

<早く気づいて・早く逃げて>

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#離婚

#シングルマザー

#面会交流

*1:

www.newsweekjapan.jp

*2:国連調査より。ソース別掲示します。

*3:これもソースありました。

*4:これもソースあります。

*5:これもソースあります。

*6:ええと、ソースがすぐに見つかりませんでした。どなたかお教えくださると助かります。

*7:DVとは? | ウィメンズネット・こうべ

*8:これもソースあります。

*9:国連など外圧に押し切られて嫌々成立させた。